女子中高生進路支援イベント「宇宙ヲ聴キ 宇宙ヲ見ル」を開催しました

2014年8月2日、宇宙線研究所（ICRR）と国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構（Kavli IPMU）共催による女子中高生を対象とした進路支援イベント「宇宙ヲ聴キ 宇宙ヲ見ル」を開催しました。当日は40名の女子中高生が朝10時から夕方4時過ぎまで約6時間に渡るプログラムに参加をしました。

午前中は岩下友子Kavli IPMU 学術支援専門職員による講義「反物質はどこへ消えた？ー加速器を使った宇宙の謎の解明ー」を聴講した後、実際に加速器の検出器の部品を制作する現場を見学しました。

講師と院生を混じえての昼食を挟み、大石奈緒子ICRR特任助教による講義「天体の奏でる音楽」を聴講しました。続いて、5班に別れ、実際の重力波望遠鏡と同じしくみを持つ装置を精密に調整し、"宇宙を聴く"実験に参加しました。苦戦しながらも、最終的には5班全部が"聴く"ことができました。

記念撮影をした後、講師と院生を交えた懇談会を行いました。お菓子とお茶を飲みつつ皆で机を囲み、なごやかな雰囲気の中で、研究者生活や大学生活を尋ねたり、参加者同士交流を深める姿がみられました。

多くの参加者は、プログラムをとても楽しみ、宇宙の多様さ面白さを改めて感じた様子が見受けられました。また講師や院生による実際の経験を交えた話を直接見聞することで、研究者としての生活へ期待を高めたようでした。

参考
宇宙線研究所Webサイトでも開催報告をご覧いただけます。