TSCP室と附属演習林が「カーボン・マーケットEXPO2013」にコラボ出展

環境省が主催し、温室効果ガスの排出削減努力を可視化する事業者の様々な取組を紹介し、事業者同士の交流を目的にした「カーボン・マーケットEXPO」が、2013年2月6日（水）に東京国際フォーラムで開催され、東京大学からTSCP室と農学生命科学研究科附属演習林が共同でブース出展し、本学の取り組みを広く紹介しました。

東京大学は、自らの行動によりサステイナブルな社会の実現に向けた道筋を作りたいと考えています。このため平成20年4月より「東大サステイナブルキャンパスプロジェクト（TSCP）」を全学プロジェクトとして立ち上げ、低炭素キャンパスの実現を最優先課題として様々な活動を進めています。

そのひとつとして、大学が保有する附属演習林を活用し、間伐促進によるCO2吸収量を増大させるJ-VERプロジェクトを、5演習林で進めています。

サステイナブルな社会の実現には、自然と人との共生が重要ですが、本学には「東京大学の森」として100年以上前から大切に育んできた演習林があります。例えば日本で最初の大学演習林として、本多静六教授が創設された千葉演習林を始め、なかなか知る機会の少ない大学演習林を、今回の展示を通じて一般の方々、自治体、関係機関に広く知って頂く良い機会にもなり、また多くの情報交換が出来ました。

東京大学では、今後も、こうしたイベント等を通して、大学自らによる様々な地球温暖化対策を広く紹介する事により、関係機関への波及効果も含め地球温暖化対策への大学の行動を示していきたいと考えています。


（出展主体）
・東大サステイナブルキャンパスプロジェクト（TSCP）室
・東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林
千葉演習林、北海道演習林、秩父演習林、生態水文学研究所（愛知県）、樹芸研究所（静岡県）

【関連URL】
カーボン・マーケットEXPO2013：http://www.j-cof.go.jp/temporary/carbonmarket_expo_201302.html